カトリック的世界観・教育理念に基づき人間の存在を神との関わりの中におき、神との親しい交わりの中で人生を歩んでいくことの大切さを伝えます。
ギリシャの哲学者アリストテレスは「人生で一番大切なものは、友情である。」といい、13世紀のドミニコ会士、『神学大全』の著者でもあるトマス・アクィナスはこの言葉を引用して、「神と人との友情」こそは最高の友情であると述べています。イエス・キリストは「わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いたことをすべてあなたがたに知らせたからである。」(ヨハネ15・15)と言われました。
私たち一人ひとりは神の似姿として造られ、原型である神に向かって歩んでいく、その歩みの中で、家庭の枠を越えた学校という場で、他者と出会います。お互いに成長し、やがて社会の一員として、神から与えられたそれぞれの使命をもって、社会の共同善に寄与できる人間形成、人格の完成を目指します。
神の愛に応え、感謝し、他者を兄弟として愛することができる人間形成をし、神から与えられた愛と知を鍛えます。
「人は、父なる神によって造られた兄弟姉妹である。」というカトリック的世界観に基づいて、神を敬愛し、隣人を愛する、優れた道徳心と高い知性を備えた自主自立の「人づくり」を目指します。
エンブレムの中央の鳩は神の愛の霊を表わし、神の愛と平和を象徴しています。
エンブレム全体を彩るブルーは聖母マリアの帯の色をイメージしたもので、聖母マリアがいつも私たちを導き、見守ってくださっていることを表わしています。また、沖縄の輝く空と海を示しています。
縁取りの赤は私たちが神に向かうひたむきな愛、そして沖縄の県花ディゴを表わし南の島沖縄の学園から愛と平和を発信するシンボルです。
盾の形はドミニコ会のモットーである『真理(VERITAS)』を守る盾を表わしています。この盾は、私たちが『真理』を探究し、愛と平和を築き、分かち合うために、種々の困難を乗りこえ、神に向かう道を歩む姿をも象徴しています。